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顧客がファンになってくれる事のメリットや、その難しさ、なぜ今ファンベースなのか?を実例とともに伝えている本です。
低価格で高品質なものを作るのが簡単になり、情報があふれる現代では「ただ安い。ただ便利」なだけではライバル企業に勝てなくなっています。
そこで、「ファンを大切にし、ファンをベースにして、中長期的に売上や事業価値を高める」という考えが、今後のビジネスでは重要である、とこの本では主張されています。
実際にパレートの法則で「ある事象の2割が、全体の8割を生み出している」と言われるように、ファンベースな企業では「売上の大部分を少数なコアファン層が支えている」という具体例も紹介されています。
そこで、この本ではどういった成功事例があるのか?を、ファンベースを実践する企業10社の具体例と共に紹介してくれています。
具体的に「ファンベース企業の例」として紹介されているのは、以下の通りです。
- 読売巨人軍
- カゴメ
- レタスクラブ
- ネスカフェ アンバサダー
- mineo
- ユーグレナ
- イケウチオーガニック
- ADDress
- スープストックトーキョー
- 里山十帖
10社10様。努力や苦労の過程、実際にファンベースを実践して得られたものを知ることができる他「各企業の想いや考え」が、伝わってくる所に面白さがあります。
また、「サステナビリティが重要」と良く耳にするようになりましたが「長い視点で考える、顧客と共に創り上げる(共創)」事が、事業を続けていく上でも重要になっていくんだろうなと教えられました。
有名な企業も含まれているので「まさしく自分がファンだ!」という企業が含まれているなら、ぜひ手にとってみてはいかがでしょうか。
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